日本でも事前の診察を徹底する方向
報告の中でモルジャリア医師は、女性が35年間使い捨てコンタクトレンズを使用し続けてきたが、その間に一度も眼科で検診を受けていなかったことを問題視。
仮に女性があまり違和感を覚えない体質で複数枚のコンタクトレンズをつけたままにしていたとしても、眼科でコンタクトレンズの検査を受けていれば、初期の段階で問題が発見されていたかもしれない。「オンライン上で医師の診察を受けないままコンタクトレンズを発注できるのは危険である」とし、コンタクトレンズ使用の有無に限らず定期的に眼科で検診を受けるよう呼びかけた。
日本で同様の問題は起きていないものの、医師の診察を受けずにコンタクトレンズを使用し眼障害が発生する例が相次いでいるとして、厚生労働省が2017年6月に販売業者などに対する指導事項を強化する方針を明らかにしている。