スピッツなどの人気バンドも出演した東京・新宿の老舗ライブハウス「新宿JAM」が閉店することになり、ミュージシャンからも別れを惜しむ声が上がっている。
新宿JAM は、1980年10月にオープンし、スピッツのほか、エレファントカシマシ、ザ・ブルーハーツなどもここから巣立ったことで知られている。モッズやガレージといった音楽ムーブメントの発信地でもあった。
「新宿JAM」が入居ビルの取り壊しで
2017年7月18日夜にツイッターやホームページ上で、12月31日をもって閉店することを明らかにした。入居しているビルのオーナーが代わり、ビルを取り壊すことになったため閉店を決めたという。ホームページでは、「ゴールまでは全力で頑張ろうと思っております。皆様、是非お力をお貸し下さい」と書いている。
この発表を受けて、ツイッター上などでは、「うわ?、まじか...」「思い出の場所がなくなるのはさみしい」などとファンらから悲鳴が上がっている。
ロックバンド「氣志團」リーダーの綾小路翔さん(41)は、「我々氣志團にとって数少ないホームと言えるライヴハウス。思えば初めて所属したレーベルでもあった」とツイッター中で思い出を語った。「変だけど、他には絶対にいない、唯一無二のバンド達としのぎを削り合った愛しき日々。永遠に」とつづっている。
また、ロックバンド「くるり」でトランペットなどを担当しているファンファンさん(32)は、閉店について「ええええええええええええええ」とツイッターで驚きの声を上げ、「新宿JAM閉まるのかショックだ」と漏らしていた。