眠れない時はゆっくり息を吐こう
最後に、夜どうしても眠れなくなった時はどうすればよいのだろうか。古賀教授が呼吸法のアドバイスをした。
古賀教授「呼吸を上手にするのです。布団に入って膝を軽く曲げ、自然にカラダの力を抜きます。ゆっくり息を吐き、その時に小さい声で『あーっ』と声に出してみてください。大事なのは、吐き終わったら大きく吸わないこと。吐いた分だけ自然に吸います。なぜかというと、息を吐く時には気持ちをなだめる副交感神経が働きます。しかし、息を吸う時には緊張を高める交感神経が働いてしまうのです。だから、ゆっくり『あーっ』と息を吐いて気持ちをなだめていると、知らないうちに眠ってしまいますよ」