「私が持っていたほぼ全てのお金だった」
実際、スイッチを販売するという複数のアカウントと連絡を取ったが、いずれも電子マネーでの先払いを要求されたため、「詐欺の可能性が高い」として取引をやめたという24歳男性は18日、J-CASTニュースの取材にツイッターを通じて応じ、
「(確認のため相手の)免許証や住所を聞くと、すぐにブロック(編注・ツイッターの機能で、相手との連絡を拒否するもの)するアカウントが多かったです。1つの告知ツイートで数名が釣れているような状況だと思うので、誰かが払ってくれればラッキーといったような余裕は相手から感じました」
と振り返る。だまされて代金を先払いしてしまうユーザーが出ていることについては、
「スイッチがどうしても欲しい方にとっては、いい条件だと錯覚してしまう。目の前に欲しいものが好条件であった場合は誰でも心が揺れるものだと思います」
と理解を示していた。
また、被害に遭って3万円をだまし取られたという10代の女子学生は取材に対し、
「私が持っていたほぼ全てのお金だったので、 どうにかしてお金を取り返したいです」
と振り返る。すでにツイッター上では、スイッチを利用した詐欺被害に遭ったとして、警察に被害届を出したと報告するユーザーが複数出ている。ただ、この女子学生は、
「私は親に内緒で、Twitterを禁止されていたにも関わらず、Switchが欲しいが為にTwitterを始め、更にはお金まで払ってしまったので。親にも相談できておらず、警察に行きたいけれど行けていません」
とした。さらに続けて、
「私を詐欺した人は何人も被害者を出しています。成人していない子供が多く引っ掛かっているみたいなので、私のような警察に行けていない被害者がまだ居ると思います」
とも訴えていた。