砂川啓介さん死去80歳 初代「たいそうのおにいさん」、大山のぶ代さんの夫

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「絶対にカミさんより先に死なない」

   「おしどり夫婦」で知られた。料理通の大山さんとの共著『啓介・のぶ代のおもしろ酒肴』(主婦の友社)は、ベストセラーになった。2001年には、『カミさんはドラえもん』(双葉社)を出版、大山さんのがん闘病を明かした。

   08年には大山さんが脳梗塞になり、さらに12年には医者からアルツハイマー型認知症と診断されて介護で苦労した。13年には自身も胃がん手術。15年になって親友の毒蝮三太夫さんのアドバイスもあり、大山さんの認知症を公表した。病状を赤裸々に記した『娘になった妻、のぶ代へ』(双葉社)も出版した。大山さんは昔の状態には戻らず、自分が「ドラえもん」だったことも覚えてないかもしれないと書いていた。

   近年は「老老介護」などで講演活動もしていた。大山さんは身寄りがないので、「絶対にカミさんより先に死なない」ということを肝に銘じていたが、100%の自信がないので、終活準備をしているとも。16年の講演では、自身が新たに尿管がんになり、大山さんは施設に入所したと明かしていた。

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