砂川啓介さん死去80歳 初代「たいそうのおにいさん」、大山のぶ代さんの夫

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   初代の「たいそうのおにいさん」として親しまれ、司会役などでも活躍したタレントの砂川啓介(さがわ・けいすけ=本名・山下啓一)さんが2017年7月11日、死去した。80歳だった。砂川さんは尿管がんのため病気療養中だった。所属事務所が18日、報道各社へのファクスで発表した。

   「ドラえもん」の声役で知られた声優の大山のぶ代さんの夫。大山さんがアルツハイマー型認知症になっていることを2015年に公表し、話題になった。

  • 2017年7月11日に亡くなった砂川啓介さん
    2017年7月11日に亡くなった砂川啓介さん
  • 2017年7月11日に亡くなった砂川啓介さん

「お昼のワイドショー」司会も

   1937年、東京生まれ。高校在学中から映画に出演。卒業後、本格的にモダンダンスを習う。61年、NHKの幼児向け番組「うたのえほん」で、初代「たいそうのおにいさん」に抜擢され、子供や母親たちの間で大人気になった。同じころ、NHKの人形劇「ブーフーウー」のブー役で注目されていた大山さんと、ミュージカル共演などをきっかけに親しくなり、64年に結婚した。

   「うたのえほん」は、一時は視聴率が40パーセントを超えたお化け番組。砂川さんは8年余り「たいそうのおにいさん」を務めた。「初代」ということもあって、「たいそうのおにいさん」といえば砂川さん、のイメージが定着していた。

   その後は俳優業のほか、TBSラジオ「砂川啓介の耳コミランチタイム」で番組パーソナリティー、「お昼のワイドショー」(日本テレビ系列)や、早朝の情報番組「砂川啓介 いま!朝です」(TBS系列)などで司会を務め、主にラジオやテレビで活躍した。

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