オスラーは当初、聖職者をめざし、のちに医学者になった。日野原さんは牧師の息子であり、自身も敬虔なクリスチャンだった。そういた意味でも、二人には重なり合う部分があったようだ。
日野原さんは著書『十歳のきみへ』などでもオスラーを紹介しているが、結果的に最終回になったコラムで改めて取り上げたことで、読者や後輩の医療関係者に、自身の長年の思いを「遺言メッセージ」として伝える格好となった。
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