短時間の外出なら弱めの日焼け止めでOK
外出時の紫外線対策には、
(1) 紫外線の強い時間帯を避ける
(2) 日陰を利用する
(3) 帽子や日傘、サングラスを使う
(4) 肌を出さない(長袖、長ズボンが理想だが、暑い時期は熱中症が心配なので、無理のない範囲で)
(5) 日焼け止めを使う
の5つが考えられる。
日焼け止めに表記されている「SPF」は、UVBによる日焼けの予防効果を数字で示したもので、数字が大きいほど効果が高い。「PA」はUVAの予防効果をプラスの記号で示したもので、プラスが多いほど効果が高い。日本の日焼け止めでは、最高値はSPFが50+、PAが++++だ。
いつでも最高値の日焼け止めを使っておけばいいのでは...と思う人もいるかもしれないが、値が高いものは肌に負担がかかるおそれもあり、シーンによって使い分けるのがよい。
散歩や買い物など、10~15分程度の外出では、SPFが10~20、PAが+のものを使う。
屋外での軽いスポーツやレジャーなど、30分~1時間の外出では、SPEが20~30、PAが++~+++のものを。
炎天下でのレジャーやリゾート地でのマリンスポーツでは、SPFが40~50+、PAが++++のものを使うのがベストだ。
日焼け止めは、少量を肌にのばして塗り込んでもあまり効果がない。顔に塗る場合は、クリームタイプならパール粒2個分、液状のローションタイプなら1円玉2枚分が量の目安だ。
塗り込まず、皮ふにのせて伸ばすようにし、表面が少し白くなるくらいが適量だ。30分~1時間で皮ふになじんで透明になるので、それから外出するとよい。