アマゾンに対抗できるか セブン・アスクル連合の実力

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生鮮食品を宅配する「アマゾンフレッシュ」

   オムニセブンが足踏みする一方、アマゾンは次々と新たな領域に進出し、ビジネスを拡大している。日本法人アマゾン・ジャパンは17年4月から、生鮮食品を宅配する「アマゾンフレッシュ」を開始。米アマゾンは6月に米高級スーパーのホールフーズ・マーケットの買収を発表し、リアル店舗に進出する。

   こうしたアマゾンの動きを意識しないわけはない。岩田社長は記者会見で、「世の中にアマゾンしかないのは生活者にとって快適ではない。別の選択肢を提供する」と語った。

   拡大を続けるアマゾンに対抗するには、単独の力ではもはや難しい。「例えばアマゾンが生鮮食品への進出を打ち出したが、この分野ではスーパーを抱えるセブン&アイに一日の長があり、これをアスクルの配送網と結びつけるのは、かなり有望」(全国紙経済部デスク)との評もある。これに限らず、矢継ぎ早に新サービスを打ち出し、協業で早期に相乗効果を出せるかがカギを握る。

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