小学生に向けた教育サービスを展開するFULMA(東京都港区)は、自社の開講する「YouTuber Academy」を日本初のサービスとして提供している。
小学生向けに、動画の撮り方や、YouTuberとして必要な表現力を教えるものだ。子供たちの間で人気のYouTuberだが、その設立の目的は何なのか。
子供から人気のYouTuber
FULMAの「YouTuber Academy」は、2017年3月4日から体験会をスタートさせていたが、6月から蓄積した経験を生かし、改めて体系化したカリキュラムを作り、ワークショップを開始したという。
その中には「リアクションの取り方」「動画の撮り方」「サムネイル画像の作り方」など、全8つの講座がある。講座のなかでYouTubeの動画を作り、その中で自分を表現する。
YouTuberはいま、子供たちの間で人気だ。たとえばめざましテレビで「小学生の好きなYouTuberベスト5」という特集が2017年2月に放映され、HIKAKIN(ヒカキン)さんが1位に輝いている。また、ソニー生命が発表した「中高生が思い描く将来についての意識調査」(男女の中学生200人・高校生800人対象)では、男子中学生の「将来なりたい職業」の3位にYouTuberなどの動画投稿者(17.0%)がランクインしており、女子中学生、男子高校生についてもそれぞれ9位(6.0%)、10位(6.8%)となっている。
実際にIAM(東京都新宿区)が展開する声優養成所「インターナショナル・メディア学院」では、YouTuberとして活躍することを目指すコースも2016年から存在するなど、「YouTuber養成」は今やひとつのビジネスになりつつある。