ツイッター上で、ある水族館のイベントに「イケボすぎだw」などと話題になっている。
「イケボ」とは、「イケメンボイス」の略で、かっこいい声のことだ。
2017年7月8日からアクアパーク品川(東京都)で「イケ魚パラダイス」というイベントが始まり、ネット上で話題になっている。
「魚の声」を声優陣が担当
「イケ魚(ぎょ)」とは、同イベントに出てくる魚のことで、10種類の「イケボ」な「イケ魚」が魚の特徴を説明してくれる。
同館のHPには、
「この夏のアクアパーク品川は、イケてる魚たちのイケてるセリフで、あなたをおもてなし。館内に設置された『魚の声が聴けちゃうよシステム』で、昼、夜、そして雨の日と、バリエーション豊かなイケてるセリフの数々がお楽しみいただけます。人気声優陣が彩る、都会の海のパラダイスで、イケ魚との甘~い時間を過ごしてみませんか」
と説明されている。
HP上に掲載されている動画では、イベントの告知のみを紹介しているが、館内では魚の特徴を人気声優陣の「イケてる」声で紹介している。水槽の横にiPadがあり、画面上のボタンを押すと音声が流れる仕組みだ。流れる内容は、昼、17時以降、雨天時、と、時間や気候によって変化し、3パターン存在する。
流れるまでの間に表示される待機画面には、「いい表情」をした魚の静止画が登場する。
実際に流れる音声は、例えば昼のチンアナゴでは「僕が隠れている理由?それはね、あなた以外の誰かに、見つかるわけにはいかないからですよ」。
実際に「魚の声」を担当している声優は、アニメ「金色のガッシュベル!!」で主人公「ガッシュ」のパートナーの「高嶺清麿」を務めた櫻井孝宏さんや、アニメ「ハイキュー!!」で「影山飛雄」を務めた石川界人さんなど、豪華な男性声優陣5人が担当している。
「イケボだったー」
J-CASTニュース編集部が7月10日、今回のイベントを開こうと思った理由について、アクアパーク品川に取材すると、
「当館らしく、エンターテイメント要素を通して魚のことを知ってもらいたいという思いからです」
と話した。
当館では、イルカショーのプロジェクションマッピングといったように、魚の見せ方に工夫をしている。
「この水族館、楽しいことをしているな、と思わせ、魚のことを知ってほしい」
との思いからだ。
今回のイベントが始まった7月8日は土曜日にあたり、多くのお客が興味を持っていたという。
「休日ということもあり、多くの方が関心を持たれていたようです。特に女性の方々からは『キャー』といった嬉しい悲鳴が聞こえていました」
と、好評価のようだ。
話題になった今回のツイートに対し、
「私も、くっそ笑った(*´?`*)同じ、オタクだからかなァ」
「イケボだったー」
といった、喜んでいる様子の声が多く寄せられている。
7月10日13時時点で4万8064リツイート、5万6627を超える「いいね」がついている。
「イケ魚パラダイス」は10月1日まで開催されている。