「ななつ星」「四季島」「瑞風」など全国で豪華列車が運行される中、首都圏でも2017年7月から伊豆急行の豪華列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」がお目見えする。
2017年7月15日に車両が伊豆高原駅の車庫(静岡県伊東市)で公開され、デザインを担当した水戸岡鋭治さんが「(新型列車の運行が)起爆剤として、この地域が豊かになる、元気になる」などとあいさつ。列車が伊豆の魅力の「再発見」につながると訴えた。
宿泊つきで1人13万5000円~15万円
「ザ・ロイヤルエクスプレス」は、伊豆急のリゾート列車「リゾート21(伊豆急行2100系電車)」の車両を数億円を投じて改装。木をふんだんに使いながら食堂車や多目的スペースなど、全8両に違ったデザインを施した。7月21日から横浜~伊豆急下田間を往復する。列車に乗る方法は大きく二つ。ひとつが、観光と宿泊がセットになった「クルーズプラン」で、2名1室の場合で1人13万5000円~15万円。もうひとつが宿泊なしでコース料理つきの場合。片道1人あたり「プラチナクラス」の座席が3万5000円、「ゴールドクラス」が2万5000円だ。
7月は初便の21日以外に、22日、26日、27日、28日に運行。伊豆急によると、応募倍率は公表していないが全て満席だという。宿泊なしの「プラチナクラス」のプランが最も人気があったという。8月はJR東日本の線路が混雑しているため運行できず、次の運行は9月。7月31日まで9月分の申し込みを受け付ける。10月以降も、JR東日本と協議しながら週末を中心に運行する。