AKB48グループの「選抜総選挙」で大幅に順位を上げて順風満帆だったはずのHKT48の田中美久さん(15)が、「今、私の間違った話が飛び交ってると聞きました」などとして、「どーなったらこんな妄想できんの?」「スルーするなんて考えられない!こんな事実無根!!」と激怒している。
発端は、メンバーがファン向けに公開しているSNS以外に、メンバー同士で私的に利用しているとされる「プライベートアカウント」(プラ垢)「裏アカウント」(裏垢)といったものの存在だ。HKTメンバーをめぐっては、こういったアカウントの「流出騒動」が起こったばかり。この「流出」した内容に尾ひれがつく形で、田中さんがアイドルグループメンバーとデートしたとする根拠不明な噂が流れた。「間違った話」は、この噂を指すものと見られる。こういった噂話は「スルー」「黙殺」するのが「アイドル業界の常」でもあるが、田中さんは、あえて「炎上覚悟でも、否定したかった」と訴えている。
「プラ垢」「流出騒動」が発端
田中さんは、矢吹奈子さん(16)と合わせて「なこみく」として人気のメンバー。ローティーン誌「LOVE berry(ラブベリー)」(徳間書店)のモデルを務めるなど、若年層からの支持も厚い。17年の「選抜総選挙」では、16年の45位から28位に大幅にジャンプアップした。
今回の田中さんの訴えの発端は、「プラ垢」の「流出騒動」だ。あるツイッターアカウントが7月初旬から、HKT48メンバーのプライべートアカウントが「流出」したとしてインスタグラムやツイッターのスクリーンショット画像を次々にツイート。本当に「プラ垢」が流出したか信ぴょう性は定かではないが、中には明らかにメンバーの顔だと分かる写真や、ファンには公開されない内容を含む握手会のシフト表らしきものも含まれていた。「流出」させたのが誰か分からないこともあり、ファンの間では波紋が広がっていた。
「悔しくて涙がボロボロ」「流石にこれは怒るよ」
「流出」したとされる内容に、田中さんの名前は出てこない。ただ、「流出」が疑われるあるメンバーが、2016年1月、HKTメンバーがある男性アイドルとデートした、という情報に触れ、「結構ロリコンなのね」などとツイートしたとされる(なお、このHKTメンバーは2014年に、週刊文春にその男性アイドルとの「深夜デート」が報じられている)。そのため、当時14歳で、東京に滞在していたとされる田中さんの関与を疑う声がネット上で出た。
こういった噂を受け、田中さんは7月13日夕方、トークアプリ「755」(ナナゴーゴー)で、
「わたし、なかなか怒らないけど、流石にこれは怒るよ」
「HKTで今まで真面目にやってきてなんの根拠もなくこんな事言われて、、、。これが本当ならファンの方について来て下さい!とか言えません。私は今まで誰とも付き合った事はありません。本当に信じてる人に失礼です。私は何もやってない」
「悔しくて涙がボロボロでなんで?って気持ちです!」
「スルーするなんて考えられない!こんな事実無根!!」
などと、「デート」が指摘された時間帯はロケをしていたと「アリバイ」を説明しながら全面否定した。
「スルー出来なかった」繰り返す
田中さんにとっては、こういった情報を発信することに葛藤があったようだ。それでも、Google+(グーグルプラス)にも「今、私の間違った話が飛び交ってると聞きました」とした上で
「どーなったらこんな妄想できんの?その人に会った事もないし、、。本当の事なら犯罪でしょう?わたしはこんなバカな事しない!」
「前も今も私には恋愛は必要ない。勿論男の人と遊ぶのも。これを発信するのは悩みました。余計に火がつくらしいから。。。でも、やってもいない事スルーするなんて私には出来なかった」
「炎上覚悟でも、否定したかった。本当の事じゃないから。スルー出来なかった」
と「スルー出来なかった」と繰り返し書き込み、ファンに理解を求めた。