身柄要求するかは「中国側で捜査中なので、コメントは控えたい」
今後、日本側が中国法に基づく代理処罰を中国側に求める可能性もあるが、過去には中国で振り込め詐欺を行っていた人物の身柄を中国側が拘束し、日本に引き渡された事例もある。例えば2010年には、福建省で別の詐欺事件を捜査していた中国の捜査当局が日本人5人を拘束。5人は後に国外退去処分になり、帰国したところを警視庁が振り込め詐欺の容疑で逮捕した。当時の報道によると、中国で振り込め詐欺を行った容疑で日本人の犯行グループが現地で拘束され、逮捕された初めてのケースだとされている。
今後、日本政府として中国側に35人の身柄を要求するかどうかについては、
「現在中国側で捜査中なので、コメントは控えたい」
と述べるにとどめた。