子ども用の白杖、長野県の企業が開発 これまでは大人用を切って使用

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   長野県は2017年7月5日、県内の小諸市でトレッキングポール(ストック)やスキーポールを製造するメーカーのキザキが、全国で初めて視覚に障害のある子ども用白杖を開発したと発表した。

  • 今まで子ども用がなかったことが不思議
    今まで子ども用がなかったことが不思議
  • 今まで子ども用がなかったことが不思議

子ども用は製造されていなかった

   白杖は視覚障害者が歩行時に使用する白い杖のことで、道路交通法などでは白杖を持って歩行している人は最優先で安全に配慮するよう規定されている。

   非常に重要な福祉用具だが、長野県の報道発表によると子ども用にサイズや重量を調整した白杖は製造・販売されておらず、大人用の白杖を切断するなどして使用していたという。

   こうした状況でキザキは、同社で培ってきた各種ポールの開発ノウハウを生かし、80~150センチに伸縮調整ができる折り畳み式の白杖を開発。現在は長野県内の長野盲学校と松本盲学校で視覚障害を持つ児童を対象にモニタリングを行っており、2018年春の販売を目指している。

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