予防法はなく見つけたら駆除を
マクファーソン氏によると今回の調査で判明した寄生率は、これまでに英国の調査で推計されていた2~3%よりもはるかに高いもので、改めてアタマジラミ駆除を徹底するよう呼びかける必要があるともコメントしている。
英国でもこれだけ確認されていることからわかるように、アタマジラミは衛生環境や本人が不潔かどうかなどに関係なく、駆除しなければ接触の機会があるほど広がっていく。予防法はなく、日常的に髪の毛などをチェックして卵などが産みつけられていないかを確認するしかない。
駆除をする場合は髪の毛にしがみついているアタマジラミや卵を取り除く専用のくしを利用するか、シラミ駆除成分である「フェノトリン」を含むパウダーやシャンプーを使用するといい。
日本では国外に行った際、現地の寝具などから寄生されることもあるようで、小さな子どもを連れて夏休みに海外旅行へ行く機会などがある人は、帰国後に頭髪を入念にチェックしておきたい。