困惑の原因は「告知方法」に?
なぜ、こうした困惑の声が相次ぐことになったのだろうか。その理由の一つとして考えられているのが、放送前の「告知」不足だ。
実は、『ラファンドール国物語』の公式ウェブサイトやツイッターなどでは、同作のテレビ版が、ウェブ版と同じ「サウンドノベル」のような形式となることについて、目立つようにはアナウンスしていなかった。
加えて、同作を放送するTOKYO MXとサンテレビ(兵庫)の2局は、公式サイト上で同作を「アニメ枠」で紹介している。さらには、同作のテレビ放送が始まることを告知したニュースサイト「ファミ通.com」の記事でも、
「テレビアニメ放送直前! 『ラファンドール国物語』情報まとめ」
と「アニメ」というワードを強調。この記事でも、テレビ放送がウェブと同じ形式になることには触れられていなかった。
こうした事前情報から、同作のテレビ版を「通常のアニメ作品」だと勘違いして視聴したアニメファンは多かったようだ。実際、ネット上には、
「期待して録画してたのに...」
「予想外だった」
など、事前のイメージとの違いを訴える書き込みも出ている。