「実際はパソコンより高価な商品」
しかし、青森公立大学の木暮祐一准教授は、
「それほど驚くような話ではないように思います」
と冷静だった。
J-CASTニュースが木暮准教授に取材したのは17年7月13日。准教授は歴代の「iPhone」を全て購入しているとし、
「ソフトバンクが販売を独占していた08年の『3G』発売当時は10万円近くしたと記憶しています。やがてau、docomoが参入し、販売競争やアップルから言い渡された販売ノルマの達成などで価格は抑えられましたが、それはあくまで見かけの価格であり、実際はパソコンより高い高価な商品なのです。今回の騒動でそれが分かったとしたら良い出来事だと思います」
と説明した。
「CNBC」が報じた「iPhone8」の価格については、あくまで噂レベルのものであり、こうした嘘か本当か分からない情報が小出しになり、ユーザーがあれやこれや議論をするのも「iPhone」新機種発売の楽しみである、とも語った。実際の販売価格の予想については、多少は「iPhone7」より高くなるのかもしれないが、販売を促進するためキャリアは妥当な買いやすい設定をしてくる。また、「iPhone8」が出ると「iPhone7」の価格が下がるため、そちらを求める人も出て来る。
「iPhoneが売れなくなるということは当面は考えられません」
と木暮准教授は説明した。