ロシア政府の米大統領選への介入疑惑をめぐって、トランプ米大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏は2017年7月11日(米東部時間)、ロシア政府と関わりが深いとされるロシア人の女性弁護士と面会するまでの経緯が分かるメールの内容を自身のツイッターで公開した。
公開されたのは仲介役の男性とのやりとり。男性からのメールには「ロシア側がヒラリー・クリントンに罪があるとする公式な文書や情報を提供すると申し出ている」「これはロシア政府のトランプ氏支援の一環だ」などと記述されており、トランプ・ジュニア氏はこれに「感謝する」「本当なら素晴らしい」などと返信している。
トランプ・ジュニア氏は、メールを公開した理由について「(経緯を)完全に透明にするため」とし、面会した女性弁護士は「ロシア政府当局者ではなかった」「情報もなく、面会は無意味だった」などと釈明している。