お酒が強い人ほど老化が進む
ゲストのフリーアナ・高橋真麻「でも、お酒が強い人っているじゃないですか? ああいう人はアセトアルデヒドもどんどん分解できるから、お肌も健康なのではないですか?」
「いやいや」と首を振りながら、堤教授がこう説明した。
堤教授「実はお酒に強くなることは、かえって健康によくないのです。酒に強くなると、『CPY2E1』(シーピー・ツー)という酵素が増えます。この『シーピー・ツー』がアセトアルデヒドを分解するのはいいですが、その代わり活性酸素をどんどん増やしてしまいます。活性酸素が増えると、細胞をどんどん死滅させますから、老化が進みます」
最後に堤教授が、遠野なぎことカオルコにこうアドバイスをした。
堤教授「ラットの実験では、AGEは4週間ほど禁酒すると、肝臓から消えていきます。だから禁酒をすれば、お肌の年齢も若返りますよ。あきらめないでくださいね。毎日の酒の量は少し減らす、そして休肝日を設けることから始めましょう。ダイエットを始める時に毎日体重計に乗るのと同じように、毎日意識して、日記に飲んだ量を書いていくと、だんだん減らすことができます」