「日本の路面コンディションに合わせて開発」
氷上のブレーキング性能7%向上には、タイヤのトレッドパターンを従来の3本溝から4本溝に見直すなど新パターンのデザインや、低気温でもやわらかさを失いにくいシリカを従来品より細分化するなどコンパウンドの見直しが効いているという。
日本グッドイヤーによると、日本のドライバーがスタッドレスタイヤに要求する性能は、氷上ブレーキングが1番で、これに次ぐ氷上コーナリング、さらに雪上発進などを上回る。
記者会見した米グッドイヤーアジア地区消費財タイヤプロダクトディレクターのジェナー・パウエル氏は「日本の路面コンディションに合わせて開発し、消費者が求める性能を実現した。あらゆる冬の路面に合わせて設計しており、冬道の安全なドライビングを提供できる」と述べた。
今回の「ICE NAVI 7」の開発は、日本のユーザーの要望を取り入れつつ、欧州のルクセンブルクで行ったという。製造は日本で行う。
各社の新型スタッドレスタイヤが店頭に並ぶのはまだ先だが、9月以降にテレビCMが放映され、冬タイヤ商戦が本格化する。