ミネラル不足のサインとは
50歳の会社員男性・竹下さん(仮名)は、5年前に手のしびれやうつのような症状に悩まされ、内藤先生に低亜鉛血症と診断された。
亜鉛は神経細胞の再生やホルモンの生成にもかかわっている。不足すると末梢の神経に影響が出て、しびれる場合があるほか、ホルモンの分泌が悪くなり、精神症状にも悪影響を及ぼすおそれがある。
竹下さんの場合、健康診断でコレステロール値が高かったため、動物性の食品を控えていたのが原因だった。動物性食品は亜鉛を多く含み、タンパク質は亜鉛の吸収を高める。極端な食事制限は亜鉛不足を招いてしまうのだ。
ミネラルが不足すると体にあらわれる不調は、
(1) 貧血気味(鉄分や銅の不足)
(2) 脱毛(亜鉛などの不足)
(3) 肌荒れ(亜鉛などの不足)
(4) 足がつりやすい(カルシウムやマグネシウムの不足)
(5) 疲れやすい(様々なミネラルの不足)
がある。一つでも当てはまるとミネラル不足の可能性があるので、まずは食生活を見直してみよう。