キモい展実行委員会は、2017年7月1日、「キモい展」の累計入場者数が10万人を突破したことを発表した。
「キモい展」は、世界中の奇妙な形の生き物や、普段の生活ではなるべく出会いたくないような気持ち悪い生き物にスポットをあてた展示会だ。一体なぜ注目を集めているのだろうのか。
撮影した写真をSNSに上げることで興味を持ってもらえる
「キモい展」では、陸・蟲・水と3つのゾーンに分けて生き物たちを展示している。その中にはタランチュラやサソリ、ヘビといったものをはじめ、危急種(絶滅危惧種より一段階低いレベル)で、スッポン以上の首の長さを誇る「パーカーナガクビガメ」や、遺伝子変異で毛の生えていないモルモットの「スキニーギニアピッグ」など、珍しい生き物もいるという。
2016年に初めて愛知県で開催され、同年に神奈川県で、そして今年はそれに引き続き東京と大阪で開催されている。今年は、6月8日から7月9日まで東京都墨田区の東京ソラマチスペース634で開催、7月15日から8月31日は大阪府大阪市の京セラドーム大阪9階のスカイホールへ舞台が移る。
7月1日時点で、2016年の実施分からの累計入場者数が10万人を突破したが、キモい展事務局の担当者によると累計来場者数10万人という数字は、「同じようなキャパシティのイベントで考えれば、結構多い方です」という。東京での開催が始まった2017年6月には、「みんなのニュース」や「めざましテレビ」(ともにフジテレビ系)で取り上げられるなど、注目度も高い。
担当者は「想定より、10万人への到達は少しゆっくりだった」というが、来場者数は徐々に増えているという。話を聞くと、
「『キモい展』では、撮影が自由になっている」
と述べたうえで、
「当初は単に『インパクトがある』『怖いもの見たさ』という理由から来ていた方が多かったのですが、展示会の写真をSNSに上げて、それを見た人が興味を持って来場して、写真をまたSNSに上げて...という流れがあるのではと思います」
と推察している。