NFLの名DT、ウォーレン・サップ 現役時代の衝撃が原因で記憶障害発症と告白

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「自分の脳が悪化していくのは恐ろしい」

   サップ氏は「自分がキャリアの中で受けてきた衝撃のことばかり考えている」とし、

「自分の記憶は以前と変わってしまった。自分の脳がこれから徐々に悪化していくことがわかっているのは恐ろしい」

とプレイヤーズ・トリビューンに手記を寄せている。また、次世代の選手たちがCTEの恐怖に怯えることなくプレーできるよう、よりよいNFLを実現するために協力を惜しまないと語り、死後に自分の脳を研究用に提供する予定だという。

   NFLは2016年に競技中に受ける衝撃とCTEの関係を認め、補償を求めて訴訟を起こしていた元選手たちに3~4億円の補償金を支払うことで和解しているが、CTE対策についてはまだまだこれからの状態。ヘルメットなどの改良なども数年前から進められているが、「直接衝撃を受けることだけでなく、激しく脳に振動が伝わることも問題」と競技そのもののリスクを指摘する声もあり、確実にCTE発症リスクが減っているかどうかは微妙なところだ。

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