「しっかりと立て直していく。そのことに尽きる」
7月6日に都議選後初めて開かれた蓮舫氏の定例会見でも、
「執行部に責任があるんじゃないかという声も、都議選後にたびたび聞かれる」
などとして引責辞任に関する質問が出たが、蓮舫氏は
「何度もお答え申し上げているが、しっかりと立て直していく。そのことに尽きる」
と述べるにとどめた。
「敗因」の分析も時間がかかりそうだ。民進党は都議選の結果について、全国に11ある衆院比例区単位で開く「ブロック会議」で意見を聞き、総括する方針を7月4日の常任幹事会で決めている。7月6日の会見では、民進党と同様に安倍政権批判を展開した共産党が議席を伸ばしたにもかかわらず、民進党が議席を減らした理由を問われて、蓮舫氏は
「そこも含めて、まずブロック会議を開いて意見を聞いていく。その前に私から言う話ではない」
とコメントを避けた。都議選の総括は「急ぐ」としているが、その前提になるブロック会議が始まるのは7月11日。それ以降、常任幹事会などで総括するメドは明らかにされなかった。