「国政を視野に入れているなら、最初から正直に言って欲しい」
後藤氏に7月5日、メールを通じて「国民ファーストの会」への名称変更の狙いを質問したところ、約1900字の回答が戻ってきた。要点を抜粋すると、まず、名称に関しては、
「私は『ファースト』ブームに便乗しようという魂胆は全くありません。(略)率直に言えば、小池新党が作るであろう『国民ファーストの会』にケチをつけるためです」
「(もっとも、)ケチをつけるためだけに、この名称を使用した訳ではなく、もともと私は、最初の選挙に立候補した時点から日本を世界一の国にするというスローガンを掲げ、自国第一を貫いてきました。なので、(略)私が名乗っても齟齬は無いとも、判断しました」
「(『国民ファーストの会』の名称を使用したのは)小池知事に都政に集中してほしいという私の優しさ、強めに言えば、警鐘でもあります」
などと説明。仮に小池知事側が「国民ファーストの会」を別に立ち上げたとしても、
「僕は屈せずに、僕の『国民ファーストの会』は使い続けようと思います」
という。また、小池知事については、
「どう考えても、国政を視野に行動しているのが見え見えです」
「私は小池知事を全否定するつもりはありません。是々非々です。小池知事が国政を視野に入れている事も否定はしません。ただ、小池知事のお為めごかしのようなやり方が気にくわない、というのはあります。国政を視野に入れているなら、最初から正直に言って欲しいと僕は思いました」
と分析した。
果たして、小池知事が将来、「国民ファーストの会」を率いて国政に進出することになるのか。小池知事の任期満了日は、オリンピック・イヤーである2020年の7月30日だ。