環境省は2017年7月4日、大阪港で強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」が見つかったと発表した。女王アリとみられる死骸も発見されたという。ヒアリの国内での発見は神戸港、名古屋港などに続いて4例目。
環境省によると6月30日に大阪港を調査した際、外来種の「アカカミアリ」やヒアリの可能性があるアリを約十匹発見。サンプル個体を回収し、殺虫剤を散布していた。7月3日、回収したアリがヒアリであることを確認。また、殺虫剤を使用した場所で約50体のヒアリとみられるアリの死骸を発見した。この中には、女王アリとみられる個体も含まれていた。同省は付近でヒアリが繁殖している可能性もあるとみて、詳しい調査を進める。