菅氏は「民主主義国家ですから」繰り返す
「発言は自由」の意味を問われると、菅氏は
「選挙応援は自由じゃないですか。当然そうでしょう?民主主義国家ですから」
「民主主義国家ですから、そこの許容の範囲はあるでしょうし、総理はきわめて常識的な発言ではないですか?それこそ、そうした発言を縛ること自体あり得ないと思う」
と主張した。
これに対して、東京新聞記者が興奮した様子で
「『きわめて常識的な発言だ』と。つまり、有権者である国民の声が出ているけど、このような人には負けない、と言うこと自体は、民主主義国家なのだから、首相が言うのはきわめて常識的な発言だと、そういう理解でいいか」
と念を押すと、菅氏は
「人の発言を妨害するようなことだったのではないか。ですから総理としては、そういう発言をしたのではないか。ですから、そういう人たちも含めて日本は民主国家ですから、そういう中で発言をしたわけだ」
と答えた。翌7月4日の記者会見でも同様のやり取りが展開され、菅氏は
「選挙というのは、まさに民主主義国家の原点。ですから総理がそこに選挙で政策を訴えようとしているときに妨害的行為があったことは事実ではないか。私はきわめて残念だったと思いますよ?」
などと安倍氏の発言に問題はなかったとの主張を改めて展開。演説の動画を確認したところ
「『安倍、菅、監獄へ』という、大きな(掲示)物もあった」
として、聴衆の主張を問題視した。