歌舞伎役者の市川海老蔵さんの息子・勸玄くん(4)が、歌舞伎座で2017年7月3日から開演する「七月大歌舞伎」の夜の部で史上最年少の宙乗りに挑戦する。
ところが、勸玄くんが朝から「出たくない」とごねて海老蔵さんを困らせる事態に。海老蔵さんは「自分のこと 最早どうでもよいの心境」で、現在「盲長屋梅加賀鳶」に出演している。
海老蔵さんも思わず...「まいったな」
1日夜に更新された海老蔵さんのブログによると、勸玄くんはこの日初めて宙乗りを経験。「今日は相当 怖かったみたい...」というが、勸玄くんは「明日も飛ぶ!」と意気込んでいた。
そんな勸玄くんを海老蔵さんも「誠に頼もしい倅」と一目置いていたが、舞台初日である3日の朝になって「今日出たくない」と言い出したため、
「もはや どうしてよいものやら 私も大役の初日なのですが、もはやどうでも良いというような心境に至りそうで、そんなことはないですが 混乱。 混乱。 まいったな」
と困惑をあらわにした。
およそ1時間後に更新されたブログでは、「出たくないと譲りません」という勸玄くんに対し、
「もはや 天命に従おうとおもいます、、」
と、少し疲れた様子だった。
無事に到着「なんとか来てくれた」
さらにその1時間後には、「大葛藤、 ずっと。 大葛藤」する勸玄くんを無理やり車に乗せて移動。すると偶然にも、先月22日に亡くなった妻・小林麻央さんの思い出の曲「Jupiter」が車中に流れ始めた。同曲は麻央さんたっての希望で、結婚式に歌手の平原綾香さんに歌ってもらったもので、直筆の手紙でお願いをするほど麻央さんにとっては思い入れが深い。
海老蔵さんは「ママが見てるよ」と声を掛けると、勸玄くんは落ち着きを見せ始めたそうで、
「まお、 あなた 完全に見てるよね、 ありがとう」
「初日の朝から 麻央に一本とられました」
と、麻央さんへ向けた感謝を綴った。その後に更新したブログでは、「なんとか来てくれた」と、無事に到着出来たことを安堵した。
勸玄くんの出演は、夜の部「駄右衛門花御所異聞」のため、出番まではまだまだ長い。果たして、勸玄くんの思いは「出たい」に変わるのだろうか。行方が見守られる。