安全基準を満たさないチャイルドシート販売 国交省「子どもの命を守れない」

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   2017年6月30日、国土交通省は国の安全基準を満たしていない、いわゆる「未承認チャイルドシート」がインターネット通販で販売されていることを確認したと発表した。

   6歳未満の子どもが車に乗る際はチャイルドシートの着用が義務付けられているが、安全を守るはずのチャイルドシートの一部に問題が発覚した形だ。

  • 必ずマークの確認を(画像は国交省公開動画より)
    必ずマークの確認を(画像は国交省公開動画より)
  • 必ずマークの確認を(画像は国交省公開動画より)

国交省の適合マークの確認を

   国土交通省によると、インターネット通販で未承認チャイルドシートが販売されているとの報告を受け、実際に7商品を購入し検証を行ったという。同省の安全基準への適合が確認されたチャイルドシートには、シート本体や商品の箱に、丸の中に「E(数字)」もしくは「自」と書かれた適合マークが刻印されているが、未承認のシートにはこれらのマークがない。

   同省が動画サイト「ユーチューブ」上で公開している検証動画では、未承認チャイルドシートは衝撃を受けると子どもを固定しているベルト部分が外れ、シートに設置された人形が激しく前方に投げ出される様子が映っていた。

   同省はウェブサイト上で子どもの命を脅かす危険性のあるチャイルドシートが存在していることを啓発する必要があると考え、今回の注意喚起と動画公開に至ったと説明。

   安全基準を満たしたシートを選ぶことはもちろん、シートは後部座席に設置する、乳児用と幼児用をきちんと使い分ける、取り付け方法やベルトの装着状態を確認するといった使用法の注意も守るよう呼びかけている。

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