「いや、あのー、まったく感じていません」
ただ、6月28日の記者会見では、テレビ番組の内容を元に望月記者が質問したことに対して菅氏が「事実かどうか、まず確認した上で質問していただきたい」と不快感を示す一幕もあった。この様子を産経新聞は6月29日朝刊で「東京新聞記者に苦言」の見出しで伝え、
「質問を繰り返す記者に対し、相当の忍耐を強いられていたようだ」
と論評していた。
6月30日夕方の会見でも、望月記者は菅氏の正面の席に陣取り、机の上にPCと分厚い書類を広げながら次々に質問。会見開始から20分が経過しようとしたころ、政治ジャーナリストの安積明子氏が
「多くの皆さんが今、関心を持っているところだと思うが、最近の一連の東京新聞さんとかジャパンタイムズさんとかの相次いだ質問。これ、『はっきり言って、かなりしつこい』と、お感じになってるんですか?」
と質問すると、菅氏は
「いや、あのー、まったく感じていません」
とニヤリ。そのまま会見場を後にした。