「猫カフェ」、経営者失踪で廃業の悲惨 店内には「汚物とゴミと猫の死骸」

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「あってはならないことが起きてしまった」

   「猫之坊」は2013年3月に鹿児島市側へ営業申請し、営利目的で動物を展示する際に必要な「第一種動物取扱業」に登録。13年4月から営業を開始し、店の公式SNSを通じて飼育している猫の情報などを積極的に発信していたが、その更新は15年7月でパタっと止まっていた。

   いったい、「猫之坊」の営業はいつから停止していたのか。市の担当者に聞くと、

「室内の状況を見ると、かなり前から営業は止めていたようだ」

としつつも、正確にいつから廃業していたのかは「不明」としていた。市では現在、経営者の行方を探すとともに、動物愛護法違反に該当する可能性があるとして警察に相談している段階だという。

   なお、猫を保護した「めざす会」では、17年6月28日からフェイスブックを通じて寄付や物資の支援を募るとともに、猫の「里親」探しを始めている。ただ、猫のアレルギー検査や体調回復に時間がかかる見通しで、さらに13匹の中には不妊手術を受けていない猫もいるため、その対応なども含めると1~2か月近くは引き渡しができない状況だという。

   今回の騒動について、先述した「めざす会」事務局の中村さんは取材に対し、

「あってはならないことが起きてしまった、という感想です。経営者に非があるのは確かですが、行政側の猫カフェに関する管理が行き届いていれば、防ぐことができた問題ではないかと考えています」

と訴える。

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