「公務の経路上であったので、特に問題はない」
一方、金子氏に理解を示す声も多く、「出勤途中に、ついでに保育園まで送っただけなのに、ここまで騒ぎ立てるような問題か」「流石にこれは許容範囲かな」「こんなこと言ってたら、子育てしながら議員やれる人なんていなくなる」などと書き込まれている。
著名人の間でも議論になっており、タレントの真鍋かをりさん(37)は、6月30日朝放送のTBS系「ビビット」への出演で、「問題として議論されていること自体がおかしい」と金子氏を擁護した。その理由として、「仕事の途中で保育園に送っていくことがダメなんだったら、もう働くお母さん誰1人、仕事と子育て両立できない」ことを挙げた。
これに対し、元衆院議員の東国原英夫さん(59)は、自らのツイッターで金子氏に言及し、「一般国民や働きながら子育てされている方々から見たらどう思われるか」と疑問を投げかけた。そして、「政治家として、公務・政務・私生活の区別を付けていない由々しき事態。その特権階級的行動と意識に問題がある」と批判している。
総務省の会計課は30日、J-CASTニュースの取材に対し、金子氏の公用車送迎について、「公務の経路上であったので、特に問題とは考えていないです」と答えた。同省の官用車使用規則では、家族などを乗せることの是非には触れておらず、ケースバイケースで運用しているとした。私用のためだけはダメと注意したり、日報を書いてもらってチェックしたりしているというが、今後については、規則変更は検討していないものの、改めて私用目的で使わないよう周知徹底したいと言っている。
なお、高市早苗総務相は、30日の閣議後会見で、金子氏から今後は子供を公用車に乗せないと前日に電話があったことを明らかにした。