東京地下鉄(東京メトロ)の新社長に就任した山村明義社長(59)が、2017年6月29日に記者会見し、「都営地下鉄との料金通算化を検討していきたい」と述べ、東京五輪のある2020年までの実現に意欲を示した。
現在、東京メトロから都営地下鉄に乗り継ぐと、初乗り料金が二重に徴収され、距離に対して割高になる仕組みになっている。訪日外国人などから運賃体系が分かりにくいという声が上がっていた。料金の通算化により、初乗り料金の二重徴収がなくなり、これまでよりも安く乗り継げるようになる。一方で、都や東京メトロにとっては減収になる恐れがある。
日本経済新聞によると、現在は都営地下鉄の料金体系に合わせることを検討しているという。