「黄金期のジャンプすげぇ」 「復刻版」に期待の声

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「時代とともに変化するのは当たり前」

   こうした現状から、「過去の栄光にすがり付くのか」「最近のジャンプ読み応えがない」「昔のを毎週発売した方が売れそう」などと手厳しい声も書き込まれている。ジャンプは現在、税込み260円であることから、復刻版は少し高いのではないかとの指摘も出ていた。

   漫画評論家の伊藤剛・東京工芸大教授は6月29日、J-CASTニュースの取材に対し、50周年を迎えたジャンプについて次のような見方を示した。

「これだけ大きくなると、ジャンプという自律した1つのジャンルを作っていると言えます。『ONE PIECE』は、知っている読者だけで数百万人になりますので、その世界独自の表現になっているわけです。手塚治虫を起源とする、戦後ストーリーマンガ史観では、ジャンプの歴史はとらえられません。ジャンプが創刊された60年代後半、マンガというメディアは大きな変容を遂げています。その変化の大きさを踏まえて『ジャンプ史』が書かれる契機かもしれません」

   部数が低迷している現状については、「ジャンプも創刊したときは新しかったわけです。メディアが変化するのは当たり前で、これからは電子書籍といった形で再び変化の時期を迎えると考えています」と話している。

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