ボルト、サッカー転向に意欲 ドルトムントの練習に参加予定

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   人類最速の男、ウサイン・ボルト(30)が陸上からプロサッカー選手に転向するかもしれない。

   2017年8月の陸上世界選手権ロンドン大会を最後に現役引退するボルトは、すでに具体的なクラブ名をあげてサッカーの練習に参加する意向を示したと報道されている。ボルトは以前からサッカーへの意欲を示しており、ただの思いつきではなさそうだ。

  • 2016年リオデジャネイロ五輪時のウサイン・ボルト(Wikimedia Commonsより。作者:Fernando Frazao/Agencia Brasil)
    2016年リオデジャネイロ五輪時のウサイン・ボルト(Wikimedia Commonsより。作者:Fernando Frazao/Agencia Brasil)
  • 2016年リオデジャネイロ五輪時のウサイン・ボルト(Wikimedia Commonsより。作者:Fernando Frazao/Agencia Brasil)

ドルトムント側「名誉なこと」

   「ボルトはドルトムントでプレーしたい」の見出しで報じたのは2017年6月27日付スペイン紙「アス」。チェコで開催の陸上国際大会「オストラバ・ゴールデン・スパイク」に出場し、100メートルで優勝したボルトは試合後の会見で、近い将来、サッカーのドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントで練習に参加する予定だとし、「どのようにトレーニングしているかを見るつもりだ。できれば一緒にプレーしたい」と明言したという。

   ボルトはロンドン世界陸上限りでの引退を覆すつもりはなく、選手としての陸上人生は17年8月で幕を下ろす。ドルトムントには日本代表MF香川真司も所属している。

   ボルトのサッカー好きは有名で、イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドのファンであることも公言している。また、ドルトムントとボルトはいずれも、ドイツに本社を置くスポーツ用品メーカー「プーマ」とスポンサー契約しており、かねてからつながりがあった。

   16年11月13日付の英紙「デイリー・メール」によると、プーマCEOのビョルン・グルデン氏が、ドルトムントCEOのハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏に、同クラブの練習に参加したいというボルトの希望を伝えた。ヴァツケ氏はこれを歓迎し、ボルトの練習参加は「あるとすれば今シーズン終了後になるだろう。我々にとって喜ばしく、名誉なことだ」と前向きな発言をしている。

「ジョーダンがメジャーリーグに挑戦したの思い出したわ」

   ボルトは100、200メートルと4×100メートルリレーの3種目の世界記録を保持し、陸上短距離に君臨するスーパースターだが、これほどの選手の他競技転向などあり得るのか。

   過去には、米プロバスケットボールリーグNBAの伝説的プレーヤー、マイケル・ジョーダン氏が野球に転向したことがある。1993年、今のボルトと同じ30歳の年にNBAを一度引退し、MLBシカゴ・ホワイトソックスの下部組織に入団し、メジャー昇格はならなかったが翌94年シーズンまでプレーした。なお、95年にNBAに復帰してバスケ人生を再開させている。

   ボルトがサッカー転向を示唆したことは日本でも大きな関心事で、ツイッター上ではさまざまな感想が書き込まれている。

「ボルトがサッカーやったらやばいだろ カウンター仕掛けられたら誰も止められない疾さだろうなあ」
「ボルトサッカーやんの?縦ポンできそう」
「さすがにテクニックの部分とかはどうにもならんと思うけどな。 足だけ早くってもトラップとかシュートまで持ち込まないと意味ないし」
「なんかジョーダンがメジャーリーグに挑戦したの思い出したわ」
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