総務省は2017年6月23日、「090」「080」「070」と広がってきた携帯電話の番号のひっ迫に伴い、新たに「060」を追加する準備を始めたと発表した。開始時期は未定。
携帯電話には現在、「090」、「080」、「070」で始まる11桁の番号が割り当てられているが、「090」「080」はすべて割り当て済みで、「070」も9000万ある在庫の内、17年3月末時点で残り2590万となっている。「060」を導入することで、新たに9000万の在庫を確保できる。
携帯電話の番号をめぐっては、利用者増を見込んで1999年に携帯電話を090、PHSを070に振り分け、ケタ数も10ケタから11ケタに増やした。その後の携帯電話の利用者増に伴い、2002年には080を追加し、2013年には利用が伸び悩んでいたPHSの070を「携帯電話にも開放するなど携帯番号の需要増に対応」(総務省)してきた。