プロ野球・西武の森慎二1軍投手コーチが2017年6月28日に42歳で急逝し、ショックを受けるファンが続出する中、インターネット上では、西武球団が6月30日の本拠地試合で企画していたイベントの「延期」を求める声が相次いでいる。
そのイベントとは、「最強パリピ軍団」をうたう音楽グループ「イルマニア」が、球場全体を派手に盛り上げるという企画だ。
25日に体調不良で入院
森コーチは1997年に西武に入団。球威のある速球と落差の大きいフォークを武器にルーキー時代から中継ぎ投手として活躍。2002年には、自己最多の71試合に登板し、防御率2.07の好成績を残して最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。
2006年に米大リーグのデビルレイズ(現・レイズ)に移籍したが、右肩故障のため1試合も登板できずに退団。その後、独立リーグの監督などを経験し、15年から西武の投手コーチに就任。現役時代と同様に主にブルペンを担当し、若手投手の育成に努めていた。
17年6月29日のJ-CASTニュースの取材に応じた西武の広報担当者によれば、森コーチはヤフオクドーム(福岡市)で行われた25日の対ソフトバンク戦の試合前に体調不良を訴え、福岡市内の病院に入院。球団は27日に森コーチの病気療養による休養を発表したばかりだったという。
亡くなる4日前までチームに帯同していた森コーチのあまりに突然すぎる訃報に、野球ファンからはツイッターに、
「まだ信じられない」
「早すぎるよ...」
「なんか胸が苦しくなるな... 現役時代よくみてた選手の1人だからなぁ」
といった悲しみや驚きの声が相次いでいる。
そんな中、一部の西武ファンが「延期」を訴えているのが、6月30日に本拠地・メットライフドームでの試合で開催される予定のイベントだ。これは、埼玉県入間市出身の音楽グループ「イルマニア」がゲストとして登場し、球場全体を「アゲアゲ」にするという企画だ。