「1つでも多くの座席を確保」した結果
スシロー広報担当者によると、既存のビル内に店舗を構える場合、もともと飲食店用、まして回転寿司店用に設計されていない建物もある。そのため「柱があったり、内部の形状もまちまちだったりするので、そのスペースで工夫して客席やレーン、キッチンなど必要設備の配置を決めることになります」という。
この時、「1つでも多くの座席を確保できるよう、できるだけデッドスペースは減らすようにしています。その中で隣に柱があるなどの位置関係から、たまたま左右が遮られた座席ができることもあります」と説明する。
改めて「周囲の目を気にせず食事を楽しみたいという1人客のための席ではないか」と聞くと、「直接そうしたニーズにお応えしたものではありません」という。一方「こうした座席があることで、結果的にお1人のお客様がご来店しやすくなるのであれば、ありがたい限りです」とも話している。
店側の意図せざるところで、ぼっち専用席は反響を呼んでいるということのようだ。