プロ将棋公式戦で前人未到の29連勝を達成した藤井聡太四段(14)に対し、お笑いタレントの大竹まことさん(68)が「調子に乗らすな」「誰かシメてやれ!」とテレビ番組で発言し激しい批判を浴びているが、それよりも、同じ番組に出演した評論家の勝間和代さん(48)の分析の方が「滅茶苦茶だ」、とも指摘されている。
勝間さんは連勝について、素晴らしいことではあるが「偶然なのでは?」と語ったのだ。ただし、ネット上ではこの発言に賛同する人もいて、こんなふうに、藤井四段への疑問の声が挙がり始めているけれども、こうした背景には、藤井四段に関する報道の異常なフィーバーぶりに、嫌気が差してきたのではないか、といった意見も出ることになった。
大竹まこと「これ以上調子に乗らすな。誰かシメてやれ!」
大竹さんが出演したのは2017年6月27日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)。 藤井四段の話をふられると、
「これ以上勝たせてどうすんの?77歳のジイさんが14歳のガキに『どうもすいません』。ありえないだろ!?」
と切り出し、あとは捲し立てた。勝ったとしても藤井四段は若者なんだから、「戦わせて頂きましてありがとうございました」と頭を下げるべきであり、そういう風に「ルールを変えなくちゃダメ」。しかも藤井四段はガムテープで作ったような財布から「きつねうどん」の代金を払っている。
「皮のサイフを持たないようなヤツがだな、ネクタイ、ちゃんと締めろってんだ、お前!ボコボコにされにゃぁいかん。これ以上調子に乗らすな。誰かシメてやれ!」
と語った。
この発言にネット上で批判が渦巻き、
「大竹大嫌い コメントするな 藤井くんがんばれ」
「本人は至って謙虚だよ 。大竹は加藤一二三九段引退の際のコメントを百万回読めや」
などといった書き込みが掲示板に出て大竹さんはフルボッコ状態だ。お笑いタレントの大竹さんらしい「ネタ」のようなのだが、時の人である藤井四段人気の前では通用しなかったようだ。
そうしたなかで、大竹さんの発言の爆発力に霞んでしまった勝間さんの分析にも注目が集まるようになり、
「勝間のほうが怖いもの知らずで勝ってるとか、偶然勝ってるとか無茶苦茶だぞ」
といった声が上がった。