稲田朋美防衛相が2017年6月27日夕、東京都議会議員選挙の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣としてもお願いしたい」などと述べた。批判を受けて同日夜、発言を撤回した。辞任は否定している。
自衛隊法では、自衛隊員の政治的行為を制限しており、民進党の蓮舫代表は28日午前、記者団に対し、「撤回しても一度言ったことは取り戻せない。これは完全にアウトだと思います」「即刻辞任すべき」と辞任を求めた。
一方、菅義偉官房長官は、同日午前の記者会見で「しっかりと説明責任を果たし、今後とも誠実に職務にあたってもらいたい」と述べ、稲田氏の辞任を否定した。