イタリア語教室から恋と情熱の「ラテン脳」に
3年前に週に1回、イタリア語教室に通いはじめた柿内サホコさん(66)は、趣味が高じてイタリア映画に夢中になった。そのうちあるイタリア人俳優に憧れるようになり、毎日、彼が出る映画のDVDを見ている。考え方もラテン的になり、メークやオシャレも「情熱的に」「挑戦的に」と凝るようになった。
柿内さん「俳優さんがとても色っぽく、遊び心のある方で、もう毎日ときめいて、キュンキュンしています。(柄物のパンツを2着取り出し)こういう服は、以前の私なら、決して、決して着なかったものです。心に力の炎がついて、さあ、行くぞ~!という感じです」
柳澤解説委員「ちょっと、まずいじゃないですか。旦那さんの立場からすると、心穏やかではないでしょう。いいんですか、こういうの?」
MCの有働由美子アナ「ヤキモチを焼くことも脳の刺激になるんじゃない?」
和田医師「そうですね。(ヤキモチという)新しい体験をするわけだから、いいと思います。他にも少額の株式投資を始めることも、あくまで慎重に、という条件付きですがオススメです。投資には、トランプ大統領になったら、株が下がるといわれていたのに上がるとか、想定外のことが起こります。想定外のことに前頭葉は刺激されます。また、新たな出会いを求めてカルチャー教室に入るとか、これまでの人間付き合いを変えることも大事です」
番組では最後に、大阪市城東区の高齢者施設で行われている最新の取り組みを紹介した。今年2月から何と「ベリーダンス」教室を始めたのだ。70~80代のオバちゃんたちが、ビキニにフリフリの色鮮やかな衣装をまとい、踊っている。勧めたのは、ベリーダンスの老化防止効果を研究中の兵庫医科大学の後藤章伸教授だ。
後藤教授「ベリーダンスは、脳の刺激になると期待されています」
ピンクのブラを身に着けたオバちゃんが体をくねらせながら語った。
オバちゃん「大好きなん、こんなん!」