将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太四段(14)が2017年6月26日、最多連勝記録を30年ぶりに塗り替える29連勝を達成し、「天才棋士」などとツイッターやネット掲示板で称賛されている。
今春に公開された、将棋を題材にした映画「3月のライオン」で主人公の15歳のプロ棋士を熱演した俳優の神木隆之介さん(24)も26日、ツイッターで藤井四段の快挙を祝福した。ツイッター上ではこれに、「藤井棋士をみていつも3月のライオン→神木君 と連想しています」といった声が寄せられている。
2人は「鉄道トーク」で盛り上がった
漫画「3月のライオン」(白泉社)の主人公・桐山零は、幼い頃に交通事故で両親を失い、父の友人のプロ棋士に引き取られ15歳でプロ棋士としてデビュー。並居る強敵たちとの対局に明け暮れる一方で、周囲で支えてくれる人の存在を肌で感じ、将棋を通じて自分自身を見つめ直す――という物語だ。
今春公開された映画「3月のライオン」(前編・後編)では、人気俳優の神木隆之介さんがその主人公を演じた。神木さんは26日、ツイッターで
「藤井四段、29連勝そして新記録樹立本当におめでとうございます! 驚きと喜びと感動と尊敬と、色々な感情が混ざって言葉を選ぶ事が出来ません...これからも応援しています!僕も頑張ります」
と藤井四段の新記録樹立を祝福した。藤井四段が28連勝で史上最多記録に肩を並べた時も、神木さんはツイッターで「藤井四段、本当におめでとうございます!藤井四段とは以前、番組で対談させていただきました。益々のご活躍、心から願っております。応援しています」と祝っていた(22日)。
神木さんが述べた「番組」とは、映画公開をきっかけに放送されたジュピターテレコム(J:COM)のテレビ番組のこと。畳の間で将棋盤を挟んで向かい合い、2人はトークを交わした。神木さんが「棋士の方って、手がきれいですよね」と先手を打つと、藤井四段は照れくさそうに。藤井四段から「棋士にどういうイメージを持っていますか」とたずねられ、神木さんは「職人さんというイメージ」と答えた。
そんな2人には、「鉄道」という共通する趣味があった。神木さんが「2歳ぐらいから鉄道が大好き。音から(鉄道好きに)入っています」と話し、藤井四段も「電車の走行音も独特の響きがあって...それぞれの車両で」と語るなど、鉄道トークに花を咲かせた。