「このハゲー!」音声、垂れ流すテレビ局 放送された回数数えてみた

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   「このハゲー!」――週刊新潮の第一報以来、豊田真由子・衆院議員の「罵声」を、テレビで聞かぬ日はない。

   視聴者には、「もううんざり」という人も多いようで、ツイッター上で2017年6月26日、J-CASTニュースが実施した簡易アンケートでは、69%が「もう流さないで」と回答している(195票時点)。では実際、テレビでこの「罵声」は、いったい何回放送されたのだろうか。編集部では実際に最近4日間の番組をチェックし、オンエア回数を数えてみた。

  • 23日付朝刊のラテ欄。本来は豊田議員問題が取り上げられる予定だったが、実際には小林麻央さん死去関連のニュースがメインとなった
    23日付朝刊のラテ欄。本来は豊田議員問題が取り上げられる予定だったが、実際には小林麻央さん死去関連のニュースがメインとなった
  • 局別の「このハゲー!」発言オンエア回数(6月22日~25日、J-CASTニュース調べ)
    局別の「このハゲー!」発言オンエア回数(6月22日~25日、J-CASTニュース調べ)
  • 23日付朝刊のラテ欄。本来は豊田議員問題が取り上げられる予定だったが、実際には小林麻央さん死去関連のニュースがメインとなった
  • 局別の「このハゲー!」発言オンエア回数(6月22日~25日、J-CASTニュース調べ)

なんと100回近く「ハゲー!」

   今回確認したのは、週刊新潮(29日号)がこの件をスクープした6月22日から25日にかけての、NHKと民放キー局の主要な報道・情報系番組だ。一連の録音の中でも、特にたびたび使われる「このハゲー!」の部分にフォーカスし、この音声が流れた回数をカウントした。同じ番組で何度も「このハゲー!」が使われた場合には、都度計上している。

   「このハゲー!」「ちーがーうだろー!」......録画を早送りしながら、耳にするだけで気が滅入るあの暴言を聞くこと約3時間弱。

   結果、記者が確認できただけで、「このハゲー!」のオンエア回数は、少なくとも「98回」に上ることがわかった。1日当たり、約25回に及ぶ計算となる。

   局別にみると、TBS系が最も多く33回。「ビビット」では22日、23日と2日連続で大きく報じたほか、22日の「ゴゴスマ」、さらに24日の「新・情報7daysニュースキャスター」や25日の「サンデー・ジャポン」「アッコにおまかせ!」などでも、半ば茶化しつつ紹介した。特に23日の「ビビット」では5回、25日の「サンジャポ」では4回も「このハゲー!」を連発している。

   テレビ朝日系とフジ系が23回で続き、日本テレビ系はやや少ない15回。日テレ系では他局と違い、22日午前の時点では音声を流しておらず、回数に差が出た。NHKはほとんど取り上げていないが、それでも22日の「ニュース7」などで、計4回「このハゲー!」の音声を放送している。

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