都民ファと自民、支持減らし合って競り合う 都議選世論調査

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   東京都議選(2017年7月2日投開票、定数127)の序盤戦の世論調査の結果が2017年6月26日、出そろった。投票先を聞いた設問の結果では、小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」(都民ファ)と自民党が並ぶか、都民ファが自民をわずかに上回る結果が出ている。公明党など都民ファと同調する勢力と合わせると、小池知事の勢力が過半数(64議席)を確保する可能性もある。

   「森友・加計」問題をめぐる自民党への批判が続く一方、都民ファの求心力になるはずの小池氏の支持率も低下傾向で、結果として両党が競り合う構図が生まれている。

  • 都民ファーストの会と自民党が「第1党」の座を争っている
    都民ファーストの会と自民党が「第1党」の座を争っている
  • 都民ファーストの会と自民党が「第1党」の座を争っている

現有議席は自民57、公明22、都民ファ6人

   都議会の現時点の勢力は自民57に対して、公明党22、都民ファ6人。今回の都議選で、「自民」と「都民ファ+公明」のどちらが64議席以上を確保するかが最大の焦点だ。

   6月25日が唯一の「選挙」サンデーにあたり、各社の世論調査もこの週末(24、25日)に合わせて行われた(読売新聞は23日も実施)。朝日新聞の調査では、投票先として最も多かったのが自民と都民ファが25%で横並びだった。両党とも前回6月3、4日の調査から2ポイントずつ下げており、引き続き競り合っている。都民ファの支持を明らかにしている公明党は前回より1ポイント高い6%、民進党は1ポイント減の7%、共産党は同1ポイント増の7%だった。

   ただ、小池氏の支持率は前回から11ポイントも低い59%に減少。築地市場の豊洲移転をめぐる費用やスケジュールが明らかになっていない点が響いたようだ。小池氏への支持減少が、都民ファ人気にどれくらい影響するかもポイントになりそうだ。

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