妊娠中もバンバン運動する方がいい?! 走り続けたランナーが結果を出した

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   世界陸上予選を兼ねた全米陸上選手権で、妊娠5か月の女性選手が中距離走に出場、猛暑の中を完走し話題となった。

   妊娠中に走ったりして大丈夫なのか。調べると、臨月でフルマラソンを完走、ゴール直後に出産したり、重量挙げのトレーニング中に出産したり......。いやはや「母は強し」だ。妊娠中は持久力が高まるという専門家もいるが。

  • 妊娠しても走って大丈夫?
    妊娠しても走って大丈夫?
  • 妊娠しても走って大丈夫?

妊娠を知らずに重量挙げ中に力んで出産

   この女性は、現在妊娠5か月のアリシア・モンタノさん(31歳)。2017年6月23日付AFP通信によると、世界陸上ロンドン大会の代表選考会を兼ねた全米選手権が6月22日にカリフォルニア州サクラメントで行われた。気温43度の酷暑の中、モンタノさんは女子800メートルに出場。最初は勢いよく飛び出したが、後半他の選手に大きくリードを許し、2分21秒40で予選最下位の結果に終わった。ちなみにトップクラスは1分50秒台後半~2分数秒台で走る。

   トラック2周をダッシュしても体に異常はなく、自身のパフォーマンスを誇りに思うというモンタノさんは「最高の気分」とレースを振り返った。AFP通信の取材に対し、「スーパーヒロイン映画『ワンダーウーマン』で主演を務めたガル・ガドットが、妊娠5か月の体で映画の半分を撮影していたと知り、私も絶対に全米選手権に出たいと思った。サウジアラビアやアフリカにも、多くの赤ちゃんを出産している女性がいる。だとしたら、猛暑の中で2分くらい走ったからってどうなるっていうの?」と語った。

   重量挙げトレーニング中に力んで男児を出産した女性もいる。2009年12月16日付のAFP通信によると、2008年の北京五輪で75キロ級女子重量挙げのチリ代表だったエリザベス・ポブレーテさん(22)は、ブラジル・サンパウロのジムでトレーニング中に男児を出産した。本人は妊娠にすら気づいていなかった。ジムでウェイトを持ち上げている最中に体の不調を訴え、医師が呼ばれたところで体重1150グラムの未熟児を出産した。

   母子はただちに病院へ搬送され、男児は集中治療室に入れられた。医師らはポブレーテさんが妊娠6か月だったと見ている。ジムのトレーナーは「驚いた。1週間前にチリで大会があったが、彼女は優勝した。この数か月間、75キロ級から85キロ級へ階級を上げるべく、体の強化に取り組んでいた」と語った。

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