韓国WEB関連企業、ウイルス感染で身代金 100万ドル支払ってシステム復旧へ

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ウイルス対策の遅れが命取りに

   NAYANAのサーバーはLINUXで、トレンドマイクロによると、他にも非常に多く利用されているため、コンピューターウイルスへの対応が遅れたシステムでは影響が大きいという。トレンドマイクロはパソコンとサーバーの状態を最新に保ち、システムの欠陥への修正作業をきちんと行う、出所の分からないプログラムやパッケージは使わないなど必要な対策を取るよう勧めている。

   BBCの取材に応じたサイバーセキュリティ科学研究所のアンジェラ・サス所長は「身代金の金額と企業が身代金支払いを公表したことに驚いた」としたうえで、「韓国の規制では金額を公表しなければならないのかもしれないが、犯罪者の視点からは(攻撃を受けた)企業に沈黙を守らせる方を選ぶかもしれない。こうした犯罪者は、2年前にはあまりセキュリティの備えが強くない個人や小さな企業を狙っていたが、近年はさらに大きな目標を狙うなど、大胆な手口に変わって、もうけもますます大きくなってきている」とコンピューターウイルス対策の遅れに警鐘を鳴らしている。

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