ブログを始めた理由も明かす
「元気になったら彼女は、自分が歩んできた過程の病、乳がんやそれに伴う病に対して、自分が治ったらば、こうしたい、ああしたい、多くの人の救いになれるような存在になりたいということで、一生懸命闘病していました」
と、麻央さんの描いていた未来について明かし、ブログを始めた理由もここに由来すると語った。
「ブログを始めて、何か同じ病の人たちや苦しんでいる方々と悲しみや喜びを分かち合う妻の姿は、私からすると、人ではないというか...すごい人なんだな」
とその偉大さを考察し、
「総合的に教わったこと、今後も教わり続けることは愛なんだと思います」
と、麻央さんの愛情に感じ入った。
麻央さんから託されたことは多過ぎて言葉に出せないと言い、特に子どもたちについては、
「これからお母さんっていう存在が彼女や彼には非常に重要な存在になっていくではないですか。それをやはり、失った...僕は代わりにはなれないですが、できる限りのことをやっていくように思っています」
と、麻央さんの分も子どもたちに愛情を注いでいくことを誓った。
思い出される麻央さんの姿としては
、「お姉さん・麻耶さんがちょっと調子悪くなったとき、例えば私が舞台で非常に疲れた時も、彼女自身はやはりもっと重い病にかかっている。そして、お母さまが看病で疲れている時も、麻央の方がもちろん大変なのに、やはり自分よりも相手のことを心配する優しさ――こういう言葉ということではなくて、どこまでも自分よりも相手のことを思う気持ち...これが一番多かったですね」
と述べ、改めて麻央さんの愛に気づかされていた。その愛が「僕を変えた」とも語った。
会見を通して、海老蔵さんは麻央さんの「愛」の大きさを痛感している様子だった。