勸玄くん、7月3日に「大歌舞伎」初日 「大丈夫かな?」「麻央さんに見せてあげたかった」

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   34歳で亡くなった、がんで闘病中だった小林麻央さんは、長男の勸玄くん(4)の歌舞伎座(東京・銀座)での雄姿を見ることを「一つの目標」(市川海老蔵さん)にしていたが、かなわなかった。舞台初日まで、あと約10日だった。

   麻央さんの死去が公表された2017年6月23日、ツイッターなどには麻央さんを悼む声だけでなく、お母さんを失ったばかりの勸玄くんが大舞台に臨むことを心配するツイートも寄せられた。

  • 市川海老蔵さん(2017年6月23日撮影)
    市川海老蔵さん(2017年6月23日撮影)
  • 市川海老蔵さん(2017年6月23日撮影)

麻央さん、雄姿を見に行くことを一つの目標に

   6月23日に会見した海老蔵さん(39)によると、麻央さんが亡くなったのは22日夜。長女の麗禾ちゃん(5)と長男の勸玄くんの様子について、23日の朝も2人が麻央さんの顔や足をさすったり触ったりしていた、と説明した。麻央さんの死について、麗禾ちゃんは「認識はしていると思います」。一方、勸玄くんは「まだ、分かっているんですけど、分かってないところもあって...」と、今春に4歳になったばかりの幼さをにじませる様子を報告した。

   勸玄くんが、歌舞伎座で7月3日から始まる「七月大歌舞伎」の夜の部に出演することは、海老蔵さんが6月8日、NHK「あさイチ」に出演した際に明らかにした。最年少での宙乗りにも挑戦するという荒業含みの出演に、麻央さんは当初は「やめた方がいい」と言っていた。しかし、勸玄くんの「やりたいという思い」と経験の重要性を考え、麻央さんが(元気になって)勸玄くんの雄姿を見に行くことを一つの目標にしよう、と最後は賛成したという。

   そんな勸玄くんは、なかなかマイペースのようで、海老蔵さんは6月14日のブログで、出演に向けた稽古の事とは明言はしないながらも、「カンカン(勸玄くんのこと)はいく~」といった3秒後には、「いかなーい」と言ったと報告。「笑笑笑」の文字を添えながら、「が、がんばりまーす」と書いた。自身が稽古に向かう様子の写真もつけている。その後も、21日には、着物姿の勸玄くんが、床をジャンプする写真を載せ、「遊びながら稽古です」と報告した。

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