「働き続けていかれる仕組みづくりが非常に大切」
13年4月15日の衆院予算委員会では、医師・看護師の不足・偏在問題に触れる中で「人材育成といった観点の努力はもちろんのこと、やはり、一旦働き始めた方がやめてしまうという状況、これも非常に多いというふうに思います。ですので、勤務環境の改善、働き続けていかれる仕組みづくりというものが非常に大切だと思っております」と、労働環境の問題点を指摘していた。
地元・埼玉で夏祭りやスポーツの試合を訪れたという16年8月9日のフェイスブックでは、集まった子どもたちに「『強い人』は『優しい人』です。周囲や社会の人を思いやり、助ける人になってください」と伝えた旨を投稿。さらに「光が当たった人だけががんばった人なのではなく、見えないところで目立たぬところで、がんばっている本当に多くの人たちの力で、この社会は成り立っています」と、陰で支える人々を労う記述もある。
このほか豊田氏は初めて国会に立った13年3月15日の厚労委員会で、「初めてでございまして、ちょっと失敗もあるかもしれませんけれども、どうぞ御容赦くださいませ」と柔らかな表情で述べていた。
なお男性の告発によれば、男性含む秘書らのミスで豊田氏の支持者に送付するバースデーカード40件の宛名が間違っていたことに対し、豊田氏は「これ以上私の支持者を怒らせるな」「お前が今から行ってこい」「お前が全部配り終わってこいよ今日中に」「お前は頭がおかしいよ」など、秘書へ厳しく責任追及を行ったとされている。